山下:そうですねえ。ラーメン、カレーライス、寿司などでしょうねえ。
スミス:ホストファミリーのお母さんが、日本人の子供が一番好きな食べ物はカレーライスだろうと言っていました。
山下:そうかもしれませんね。
スミス:カレーはインド人がよく食べますね。
山下:ええ、イギリスがインドで貿易をするようになって、18世紀の終わりごろにイギリスでもカレーが食べられるようになりました。
スミス:じゃあ、カレーはイギリスから日本に入って来たんですか。
山下:ええ、1872年(明治5年)の本に書いてあるカレーの作り方はイギリスの作り方ですから、多分イギリスから入ったんでしょう。
スミス:「カレー」というのはどういう意味ですか。
山下:日本語の「カレー」は英語の"curry"から来た言葉で、元々は「スパイスが入ったソース」(タミール語の"kari")という意味だそうです。
スミス:明治時代にカレーライスが食べられたんですか。
山下:ええ、1877年(明治10年)に東京のレストランのメニューに初めて「ライスカレー」というのが出ています。
スミス:レストランによって「カレーライス」と「ライスカレー」と二つの違う呼び方がありますが、どう違うんですか。
山下:呼び方は違いますが、どちらを注文しても同じじゃないんですか。「カレーライス」は英語の "curry and rice"や "curry with rice"から来ましたが、「ライスカレー」は日本で作った言葉でしょうね。「ゴールデン・アワー」や「ボトル・キープ」などのように英語の言葉を使って日本で作った言葉を和製英語と言いますが、「ライスカレー」も和製英語です。
スミス:今のカレーライスには肉と玉葱、人参、じゃがいもなどの野菜が入っていますね。
山下:ええ、でも明治の初めのカレーは肉や魚をカレー粉と小麦粉で煮たものだったそうです。今のようなカレーライスになったのは大正時代です。
スミス:私のアメリカの母がカレーの料理を作る時、カレー粉を使います。でも、ホストファミリーのお母さんはカレーを作る時スーパーで売っているルーを使います。普通日本人はカレー粉でカレーを作りますか。
山下:いいえ、みんなスーパーで売っているルーを使って作るんではないでしょうか。カレーを作る時いろいろなスパイスを使いますが、どんなスパイスをどのくらい入れるかがとても難しいので、普通の人はルーを使うと思います。
スミス:ホストファミリーのお母さんは、ルーを使うと30分ぐらいでカレーが出来るから忙しい時に便利だ、と言っていました。
山下:そうでしょうね。今日本人がカレーを作る時に使うルーは1950年ごろから売られるようになったんですよ。
スミス:そうですか。私もカレーが食べたくなりました。今晩はカレーライスにします。
28行目 ルー roux, commercially available curry mix
「春学期に使う教材」に戻る
怎Cジケビッチ