「日本人とコンビニ」

 日本ではどの町に行っても「コンビニ」がある。100メ−トル歩いて3つのコンビニがある、という所さえある。日本でコンビニが初めに出来たのは1969年で、アメリカの「セブンイレブン」が日本に最初の店を出したのは1974年だそうだ。「コンビニ」は英語の"convenience store"から来た言葉だが、英語の"convenience store"とはずいぶん異なる。もちろんアメリカと同様、毎日の生活に必要な食べ物、飲み物、雑誌、たばこなどを売っているが、その他にいろいろなサービスがある。
 まず、店内にATMの機械があって、銀行に行かなくても現金が手に入る。日本では小切手を使う習慣はあまりなくて、普通は現金で物を買う。だから、以前現金がない時には銀行に行って通帳を使って現金を下ろさなくてはいけなかった。しかし、今ではコンビニのATMを使えば簡単に現金が得られる。さらに、コンビニで電気料金やガス料金、電話料金などの支払いをすることができる。各種料金も以前は銀行に行って振り込みをしなくてはいけなかった。銀行は大体午後3時で閉まってしまうので、24時間開いているコンビニで振り込みができてとても便利だ。
 他にも様々なことがコンビニでできる。家にファックスの機械がない時にはコンビニに行って、ファックスを送ったり、試験の前に友達から借りたノートをコピ−したりすることもできる。また、日本には宅急便という物を配達してくれるサービスがあるが、コンビニのレジで宅急便のサービスを利用して物を送ることもできる。
 また、ある県では普通は市役所に行かないともらえない住民票の写しを取り寄せるサービスをするコンビニも登場したそうだ。市役所に電話をかけて、住民票が欲しいと言えば、住民票がコンビニに送られて来て、お客は自分の都合が良い時間にコンビニに行って住民票を手に入れることができる。また、コンビニに置いてある市のコンピューターからコミュニティセンターの部屋を予約して使うことも可能になっている。市民のためのサービスがコンビニでできるようになったのだ。
 多くの日本人が週に何回もコンビニを利用するだろう。特に一人で生活している人にとってコンビニの食べ物は本当に便利だ。お弁当、おかず、おにぎりなど一人分の分量の食べ物がたくさん売っているので、料理が苦手な人にとってコンビニは有り難い存在だろう。また、一人だとスーパーで料理の材料を買っても多すぎて腐らせてしまうということがしばしばあるが、コンビニでは独身者用の小さいパックに入った食べ物や材料があるので、それを使えば十分だ。コンビニでは一日に何回か食べ物や食べ物の材料をチェックし古くなった物は店頭から取り除いてしまうので、常に新鮮な物が並べてある。つまり、独身者だけでなく、毎日スーパーに買い物に行く家庭の主婦もわざわざスーパーに行かなくても近くのコンビニで新鮮な野菜や肉を手に入れることができるわけだ。
 さらに、お客にオンラインで買い物をしてもらい、店頭で渡すサービスをしているコンビニもある。例えば、セブンイレブンの場合、お客が自宅のコンピュータでインターネットにアクセスして、7dream.comというサイトに行くと、約80万種類の商品を注文することができる。注文して何日かするとその商品が最寄りのセブンイレブンに届けられて、いつでも好きな時に手に入れることができる。また、料理をしたいが材料を買いに行くのが面倒臭いという人には料理に使いたい材料を準備してくれるサービスがある。料理をしたい日の前日か数日前に電話で予約をすると、当日材料が簡単に手に入る。最寄りの店まで取りに行ってもいいし、行くのが面倒臭かったら家まで配達してもらえる。もっと良いことには、出来上がった料理を食べたいという人も、全く同じように電話で注文すれば、希望の料理が簡単に食べられる。全く至れり尽せりのサービスである。
 このようにお客のニーズに合わせたサービスができるのは、販売時点情報管理というシステムがあるからだ。お客がレジで商品を買う時に、店員は商品のバーコードをなぞるが、その時に商品の名前、値段、売った時間などがコンピュータにインプットされる。また、そのお客が男性か女性かの性別とどんな年齢層に属するかをレジの機械にインプットする。それらの情報が本部のコンピューターに送られて、一つ一つの店でどんな物がよく売れるか、どんな人がどんな物を購入するかが一目で分かる。売れた商品は常に補充され、売れ行きがはかばかしくない商品は店頭から姿を消すことになる。
 田舎出身で、都会のアパートで一人暮らしの若者にも、若夫婦と離れて一人で暮らしている老人にも、家事で忙しい家庭の主婦にも、勉強に追われている塾帰りの子供達にも、単身赴任で料理が苦手な男性にも、誰にでも愛されているコンビニは日本人の生活にはなくてはならないものになりつつある。
怎Cジケビッチ
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