日本語教育裏話
「空港でお弁当を広げて夕食!」
アメリカの日本語教育に携わっていらっしゃる方ならウイスコンシン大学の三浦先生をご存じない方はいらっしゃらないでしょう。ATJのThursday Seminar やBusiness Meetingでは常に前の方の席にお座りになり、積極的に発言なさる先生のロマンスグレー
のお姿は皆様の目に鮮明に焼き付いているのではないでしょうか。
1994年4月に当ワシントンアンドリー大学でSoutheast Association of Teachers of Japaneseの学会を開催し、三浦先生にゲストスピーカーとして来て頂きました。丁度空港にある桜の木が満開ですばらしい天気の日に先生がノースウエストのプロペラ機でお着きになりまし
た。時間が丁度夕食時にあたっていて、空港から大学まで車で1時間もかかるので、前もってお弁当を作ろうと考えました。たまたま重箱があるし、もち米もあるので、先生が空港にお着きになる数時間前にお赤飯と椎茸/竹の子/こんにゃく/人参/鶏肉で煮物を作りました。先生のお腹の空き具合で、1.空港、2.車の中、3.ホテルに着いてから、どこでも召し上がって頂けるように空港にお弁当を持参しました。先生が飛行機からお姿を表わし、早速夕食の話をしたら、大分お腹が空いたとのことで、それではというので空港内部で桜が見えるところでお弁当を広げることになりました。そんなに混んでいなかったので変な目で見られることはありませんでしたが、アメリカの空港でお弁当を広げることになるとは想像もしませんでした?!?!
さて、学会も始まり三浦先生を皆さんにご紹介する時に何て紹介すればいいかなあ、などと考えながら司会をしていました。そしてゲストスピーカーの紹介が来た時、「三浦先生はしゃれがお好きだから先生のしゃれには尊敬の念をつけるために「お」を加えなくては」と考え、一人で口の中で発音してみました。そしたら「しゃれ」は何と「おしゃれ」になってしまうではありませんか。司会の途中で思わず笑ってしまいました。そうです、三浦先生はおしゃれな先生なのです。洒落がお好きでファッションのセンスもいいおしゃれな先生なのです!
私もかなりのテニス気違いですが、三浦先生もかなりのものです。マディソンでは毎週月曜日、水曜日、金曜日と週3回も早朝シングルスをなさるそうです。日本語関係の学会があり金曜日のテニスが出来ないことがありますが、たまたま私も同じ学会に行くことが分かると、先生はいつも電子メールで「テニスをやりましょう」と誘って下さいます。今までにミドルベリーでのサマースクールの時、サン・アントニオでのACTFL、ホノルルでのAAS/ATJなどで一緒にテニスをしました。いつも白いヘッドバンド、手首のところに白いスエットバンドとおしゃれないでたちで登場なさいます。年期の入ったテニスでダブルスのノウハウはよくご存じで相手を走らせるのが得意です。私も先生にコートの上だけでなく走らせられています。というのも、先生は学会の合間にテニスをなさるのにテニスのラケットをお持ちにならないのです。おえらい先生はラケットなど持って学会に出席すべきでないとお考えなのでしょうか?それで、結局いつも私が「鞄持ち」ならぬ先生の「ラケット持ち」をする羽目になってしまいます。重い荷物の他に2本のラケットの入ったテニスバッグを持って学会に行く姿を見て、「あいつは学会が目的ではなく遊びに来たんだな」と思われた先生も多いのではないでしょうか。これ、すべて三浦先生のせいです?!?!
怎Cジケビッチ
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