今年もいつもの夏と同じように6月から2ヵ月半東京で生活しました。毎年毎年面白いことがあ
りますが、今年は特に若い人達が面白かったです。若い人達について気がついたことを少し書いてみ
ようと思います。
まず、すぐに気がついたことは、茶色に髪を染めた若い人が多いことでした。茶色に染めた髪の
ことを「茶髪(ちゃぱつ)」と言います。日本人はたいてい黒い髪ですが、自分は他の人と違うんだ
ということを見せるために若い人の中には茶髪やピンクの髪に染める人がいるそうです。でも、たく
さん若い人達が茶髪になると、それがファッションになってしまって、自分を売り込むセールス・ポ
イントにはならなくなってしまいます。髪の色じゃなくてもっと他の方法で自分を売り込んだ方がい
いのではないでしょうか。
それから、若い人達の会話を聞いていてとても気になったのは、話し方が乱暴だということで
す。日本語には、女性には女性の話し方があり、男性には男性の話し方があるはずですが、電車の中
で聞いた女子高校生の会話が女性の話し方ではなくて男性の話し方だったのでびっくりしてしまいま
した。女性だったら「本当にあした学校に行くの?」、「それはだめじゃないの」と言うはずなの
に、「本当にあした学校に行くのかよ?」とか「そりゃあだめじゃんか」とか男性が乱暴に話すよう
に女子高校生が言うのをよく聞きました。日本語では女性の話し方と男性の話し方はずいぶん違うの
で、女性が男性の話し方をするのがいいかどうか分かりません。私は、きれいな話し方を男性が女性
から学んで使い、女性が男性から学んで使うのだったらいいと思いますが、女性が男性と同じような
乱暴な話し方をするのはあまり好きじゃありません。
また、今までは「マグドナルドでビッグ・マックが食べられる」、「あの映画館で一番新しいア
メリカの映画が見られる」、「あの中学校ではどんなシャツでも着られる」と言っていましたが、今
の若い人達は「ビッグ・マックが食べれる」、「映画が見れる」、「どんなシャツでも着れる」と言
います。「食べれる」「見れる」「着れる」のように「ら」がない言葉を「ら抜き言葉」(=「ら」
が入っていない言葉という意味です)と言います。言葉の歴史を見ると、言葉はどんどん簡単になる
のが普通ですから、このような「ら抜き言葉」が日本語の一部になるのではないでしょうか。
東京の夏はとても暑いので、私は朝5時ごろまだ暑くならないうちにジョギングをしたのです
が、駅の近くの公園に若い人達がたくさんいるのを何回も見ました。一晩中カラオケボックスなどで
時間を過ごした後で、家に帰る電車を待っているのでしょう(東京では夜最後の電車は12時半ごろ
で、その後は朝5時ごろまで電車がありません)。学生のような人もサラリーマンやOLのような人も
いました。週末の土曜や日曜の朝だけでなく、月曜や水曜の朝にもたくさん若い人達が朝の5時ごろ
に駅の近くで電車を待っているのです。日本では大学を卒業しても親と一緒に生活している人が多い
ですが、その人達は、家に帰らない理由を親にどう説明するのでしょうか?全然説明しないのでしょ
うか?御両親は何も言わないのでしょうか?私の友達の話では、子供が親に嘘をついたり、子供が怖
くて親が質問できないことがあったりするそうですが、それが本当だったら大きな問題だと思いま
す。うちには16才の娘がいて、門限は11時半です。今まで門限に遅れて帰って来たことはありま
せんが、もし遅れて帰って来たら、私は次の日の朝にどうして遅くなったか説明させるでしょう。次
の日の朝私が起きた時に娘が帰って来たらどうするか私も分かりません、、、。
気がつく to notice
まず first of all
気になる to be concerned, to feel uneasy
もしーたら if
次の質問に答えなさい。
1.茶髪というのは何ですか。
2.日本の若い人達が髪を染めるのはどうしてですか。
3.若い人達の会話を聞いていて作者がびっくりしたのはどんなことですか。
4.「そりゃあだめじゃんか」というのは本当は誰の話し方ですか。
< 5.作者は「ら抜き言葉」についてどう考えていますか。
6.作者はどうして若い人達が朝早く公園にいると思っていますか。
7.次の中で正しいものには T を、正しくないものには F をつけなさい。
1.( )日本の若い人達は自分が他の人達と違うということを見せたいから髪を染めます。
2.( )作者は毎年夏は日本にいます。
3.( )作者は自分を売り込むために若い人達が髪を染めた方がいいと考えています。
4.( )作者は女性が乱暴な話し方をするのが好きじゃありません。
5.( )作者は「ら抜き言葉」は日本語の一部にならないと考えています。
6.( )若い人達が髪を茶色に染めることはファッションになりました。
7.( )作者は男性も女性の話し方をした方がいいと思っています。
8.( )週末だけでなく普通の日の朝にも駅の近くで電車を待っている若い人達がたくさん います。
9.( )作者の娘さんはいつも門限の11時半の前におたくに帰って来ます。
10.( )娘さんが門限に遅れて次の朝帰って来ても、作者は何も言わないでしょう。
怎Cジケビッチ